賃貸物件の内見後に断ることは可能?ダメな断り方について解説!

賃貸物件の内見後に断ることは可能?ダメな断り方について解説!

賃貸物件を探す際は、内見してから契約するかどうかを決めたいですよね。
しかし、内見後に断ることが可能かどうかも気になるところでしょう。
この記事では、内見したお部屋は契約しなくてはならないかどうかや内見後に断る方法、ダメな断り方について解説します。
賃貸物件を検討中の方は、ぜひ参考になさってください。

内見後は契約が必要?断ることが可能かどうかについて

内見後は契約が必要?断ることが可能かどうかについて

入居者募集中のお部屋を見学したあとは、必ず契約しなければならないのか心配になりますよね。
結論から申し上げると、内見したあとに契約しなくても問題ないです。

内見だけでも大丈夫

お部屋を見学した際に、もし気に入らなければ契約する必要はありません。
好みに合わないお部屋に住んで後悔することは避けたいですよね。
しかし、担当者や大家さんに断るのが難しいと感じる方もいらっしゃるでしょう。
ですが、住まいを選ぶことは人生のなかでも大きな決断です。
多くのお金と時間がかかるため、じっくりと選ぶことが大切です。
不動産会社も、断られることに慣れているため、気にする必要はありません。
安心して、気軽に理想のお部屋を探しましょう。
ただし、人気の物件は早い者勝ちです。
迷っている間にほかの方に取られてしまうこともあるため、気に入ったお部屋があれば早めの行動をおすすめします。

内見後の契約について

実は、入居者募集中のお部屋を内見した方の半数は、その場で契約をせずに帰ることが多いです。
内見後に契約をしない理由は人それぞれですが、主なものは以下のとおりです。

●ほかにも見たいお部屋がある
●想像していたのと違った
●ほかの物件と迷っている


1つの物件だけ見てすぐに決断するのは難しいですよね。
したがって、物件を見学しても、即決する必要はありません。
場合によっては、数日間物件を確保してくれることもあるため、不動産会社や大家さんと相談するといいでしょう。
また、申し込んだあとでもキャンセルは可能ですし、違約金が発生することもありません。
ただし、何度も申し込みとキャンセルを繰り返すと、将来的に不利になることがあるため、注意が必要です。
常にマナーを守り、不動産会社や大家さんと良好な関係を保ちながら物件探しを進めましょう。

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内見後に断る方法とは?

内見後に断る方法とは?

お部屋の内見後、もし物件を契約したくない場合、どのように断ればいいか迷う方もいらっしゃるでしょう。
内見後に上手く断る方法と伝え方のポイントは、以下のとおりです。

断るタイミングと方法

内見した物件を契約しないと決めたら、不動産会社にすぐ連絡しましょう。
断る方法は、3つあります。

●その場で断る
●電話で断りの連絡
●メールで断る


もし内見中に「ここではない」と感じたら、その場で伝えても大丈夫です。
そのほうが、担当者も次のステップへ進むことができます。
すぐに決められない場合は「考えさせてください」と伝え、のちほど電話で連絡するのが良いでしょう。
電話で断る方法は、感謝の意を示しつつ、なぜその物件を選ばなかったのか、理由を簡単に説明すると良い関係を保つことができます。
直接言葉で伝えるのが苦手な方は、メールで連絡すると良いでしょう。
なぜその物件を選ばなかったのかの理由と担当者への感謝を伝えるとスムーズです。

伝え方のポイント

内見した物件を断るときは、どのように理由を伝えるかが重要です。
良い印象を保ちつつ断ると、ほかの不動産会社での評価にも影響を与えず、今後の物件探しにも有利になります。
伝え方のポイントは、理由を具体的に伝えることです。
資料の写真と実際の物件が違って見えたことを理由に断るときは「写真とのギャップを感じた」と伝えると、担当者も納得しやすいです。
内見で日当たりが悪いと感じたなら「日当たりが期待していたほど良くない」と正直に伝えましょう。
周辺にコンビニやスーパーマーケットが少ないと感じた場合は「日常の買い物に不便を感じる」と伝えると、理解されやすいです。
隣の部屋や外からの音が気になる場合は「騒音が気になった」と具体的に伝えることが大切です。
担当者の対応に感謝の意を示しつつ、上記のような理由を伝えると、より良好な関係を保ちやすくなります。
断る理由を具体的に伝えると、次にご紹介する物件がより希望に合ったものになる可能性も高まります。

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内見後のダメな断り方とは?

内見後のダメな断り方とは?

物件の内見後、不適切な断り方をすると、後々の物件探しにも影響を及ぼす可能性があります。
信頼を損ねたり、トラブルの原因となったりすることを避けるためにも、以下のような断り方は控えましょう。

ダメな断り方①曖昧な理由や嘘は避ける

「なんとなく気に入らない」のように漠然とした理由で断るのは良くありません。
具体的な理由を伝えたほうが、担当者は次にふさわしい物件を提案しやすくなります。
また、誤った理由を伝えたり、事実と異なることを言ったりするのは避けましょう。
このような行動は信頼を失う原因となり、将来的に不動産会社からのサポートを受けにくくなることがあります。
断る際は、相手の立場を考慮して、丁寧に伝えることが大切です。
感謝の意を示しつつ、自分の考えをはっきりと伝えましょう。
不動産会社の担当者も、お客様の満足を第一に考えているため、率直なご意見は次の物件をご案内するのに役立ちます。

ダメな断り方②後出しで予算を伝える

賃貸物件を探す際は、最初から予算について明確にすることが大切です。
不動産会社にあとから「予算を超えている」と伝えると、お互いの時間と努力が無駄になってしまう原因となります。
予算を事前に伝えると、時間の節約になり、予算に合わない物件を見て回る時間が省けます。
また、予算内で最適な物件のみを提案するため、選択肢が絞り込まれ、スムーズです。
最初に不動産会社を訪れるときや内見に行くときに、ご自身の予算範囲を明確に伝えましょう。
引っ越し費用も含めたトータルの予算を考慮して、物件探しの予算を設定してください。

ダメな断り方③連絡を無視する

内見後に連絡を無視すると、不動産会社に悪い印象を与えます。
理由を伝えて丁寧に断ることを心がけましょう。
不動産会社間にはネットワークがあるため、1箇所での悪印象はほかの会社にも伝わる可能性があります。
そのため、内見した物件を断る際には、正直かつ具体的な理由を伝え、丁寧な対応を心がけることが重要です。
マナーを守り、気持ち良いやり取りを心掛けましょう。

ダメな断り方④何度も内見して断る

とくに理由もなく次々と内見して、断るのは避けましょう。
不動産会社の担当者は各内見に向けて時間と労力を投じています。
何度も内見して断ると、不動産会社に負担がかかるため、今後の対応を拒否される原因にもなりかねません。
もし内見してもなかなか決められない場合は、まずは求める条件(家賃、間取り、立地など)を明確にしましょう。
そして、不動産会社の担当者と事前にしっかりと共有し、理想に近い物件のみを絞って内見するのがおすすめです。
求める条件を明確にすると、無駄な内見を減らし、より効率的に物件探しができます。

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まとめ

お部屋の内見後も、契約を断ることは問題ありません。
お部屋の内見後に断る方法は、その場で断ったり、電話やメールで断ったりする方法が挙げられます。
内見後のダメな断り方は、曖昧な理由や嘘の理由を伝えて断ること、後出しで予算を伝えて断ること、不動産会社からの連絡を無視すること、何度も内見して断ることなどが挙げられます。