西宮市の子育て支援や手当は?相談窓口や保護者への助成についてご紹介

西宮市の子育て支援や手当は?相談窓口や保護者への助成についてご紹介

西宮市は子育て支援に力を入れていると有名ですが、具体的にどのような支援や手当を受けられるのでしょうか。
今回は西宮市内で子育てを考えている方に向けて、役立つ情報をご紹介します。
また、困ったときに利用できる相談窓口や、保護者への助成についても触れているので、参考にしてみてください。

西宮市の子育て支援や手当とは

西宮市の子育て支援や手当とは

西宮市でおこなわれている子育て支援は、どのような内容なのでしょうか。
支援内容や手当についてご紹介します。

特別児童扶養手当

特別児童扶養手当は、20歳未満で心身のいずれかに重度・中度障がいがある子どもが対象です。
1級もしくは2級の障がいがある子どもがいる場合利用できるため、地域で子育てをしている家庭から支持されています。
特別児童扶養手当は、障がいを持つ子どもを監護する父もしくは母、さらに父母に代わって児童を教育している方に支給されます。
支給額は、重度障がい児は月55,350円、中度障がい児は36,860円です。
支給を受けるためには、西宮市から兵庫県に書類を提出し、センター長の審査にとおらなくてはなりません。
審査結果は書面で通知され、認定を受けた場合は請求月の翌月分から支給されます。
そのため、請求したからといってすぐに支給額を受け取れるわけではありません。
また、継続して子育て支援が必要な場合は、所得状況届の提出が必要です。
日本に住んでいない、子どもが施設に入所しているなどの場合は、支給の対象外となります。

児童手当

児童手当は、中学校終了までの子どもを育てている親に対して支給される手当です。
日本人だけではなく外国人も対象となる仕組みとなっていますが、在留資格のない方は対象外になります。
また、対象者は父母で生計を維持する程度が高い方、または養育者です。
公務員の場合は勤務先へ児童手当を請求する仕組みとなります。
申請すると翌月分からの支給となりますが、遡って支給される仕組みはないため注意しましょう。
支給額は中学生の場合1万円、0歳から3歳の誕生月まで15,000円のように、子どもの年齢によって異なります。
また、支給日は毎年6月、10月、2月の各15日です。
請求手続きは申請書を西宮市役所で提出します。
窓口で直接手続き可能ですが、郵送や電子申請も可能です。

児童扶養手当

児童扶養手当は、父母または母と生計をともにできない児童がいる家庭をサポートする目的で支給されています。
外国人も対象となる制度となっていますが、在留資格がない場合は対象外です。
児童扶養手当は、父または母が死亡している場合や、父または母が重度障がいの場合なども利用できます。
ただし、手当を受ける方が国外に住んでいる場合や、子どもが里親に委託されている場合などは支給されません。
また、児童扶養手当は公的年金と併給ができる仕組みになっています。
遺族年金や障がい年金などを受け取っている場合でも、児童扶養手当を受け取っても問題ありません。

西宮市内で子育て支援相談ができる窓口

西宮市内で子育て支援相談ができる窓口

西宮市内では、子育てに関する相談ができる窓口が多数あります。
そのなかのいくつかを、以下にピックアップしてご紹介します。

子育てコンシェルジュ

子育てコンシェルジュは、西宮市利用者支援事業のスタッフが、子育てに関するさまざまな悩みを聴いてくれるサービスです。
身近な方に言いにくい内容も、子育てコンシェルジュは真摯に耳を傾けてくれるので、気軽に利用できる相談窓口として定評があります。
子どもへの教育や体調管理についてなど、さまざまな問題を解決できるよう一緒に考えてくれる存在です。
相談できるのは、0歳から就学前までの子どもを育てている家庭です。
また、妊娠中の方も対象となります。
今後出産予定があり、子どもを育てられるか不安な場合も、子育てコンシェルジュに相談できるでしょう。
ただ相談内容を聞くだけではなく、ケースバイケースで解決方法を提案してくれます。
たとえば子どもを預けられる場所を提案したり、幼稚園や保育時の選び方をアドバイスしたりなどです。
情報提供を求められる場としても利用できるでしょう。

健康医療相談ハローにしのみや

健康医療相談ハローにしのみやは、健康・医療相談を専門におこなっている相談窓口です。
不調が気になるときや、病状が悪化したときなど、健康を左右するさまざまな問題に寄り添ってくれます。
こちらは育児中の方に限らず利用できる窓口のため、西宮市民から高く評価されています。
乳幼児の体調が悪く改善方法が知りたい、応急手当がしたいなど、緊急時の相談先としても役に立つでしょう。
アドバイスしてくれるのは、看護師や医師なので、間違った内容を伝えられる心配はありません。
しかも相談は24時間年中無休で可能です。

親のまなび場

親のまなび場は、西宮市での子育て支援に関する情報を発信している場所です。
たとえば家庭教育情報誌を閲覧できたり、家庭教育手帳をチェックできたりなど、さまざまなサポートがおこなわれています。
子どもが生まれて親になったばかりの方は、今後の子育てに役立つ情報を得られるでしょう。
スマートフォンやパソコンなど、ネット環境が利用できればどこからでもアクセスできます。

西宮市でおこなわれている保護者への助成は?

西宮市でおこなわれている保護者への助成は?

西宮市では保護者に対して、どのような助成がおこなわれているのでしょうか。
以下で詳しく見てみましょう。

就学奨励金

就学奨励金は、小学校や中学校などに通学している子どもを対象に、給食費や学校用品の購入費用などの一部を援助してもらえる仕組みです。
通学にはさまざまな支払いが必要ですが、そのなかの費用負担が軽くなるため、保護者から人気の子育て支援です。
利用できる対象となるのは、経済的な理由を抱えており、就学が困難な生徒がいる保護者となります。
援助を希望する場合は、申請書を記入して学校に提出しなくてはなりません。
また、申請は毎年必要なため、自動的に継続されるシステムではない点に注意しましょう。
もし厳しい金銭状況が続いた場合、継続申請をしなくてはならないため、忘れないようにしてください。

西宮市生活困窮世帯の子どもの生活・学習支援事業

西宮市生活困窮世帯の子どもの生活・学習支援事業は、子どもに学習習慣を身に付けさせ、高校進学をサポートする目的でおこなわれています。
学校で授業を受けているものの内容が理解できない、自学自習の方法が分からないなど、さまざまな悩みを解消できる仕組みです。
支援を受けられる対象者は、生活保護を受給している、児童養護施設に入所しているなどの事情を抱えている中学生です。
講師が子どもを丁寧に指導し、スキルアップを促進してくれます。
それぞれの知識量に合わせて指導をしているため、学校の授業が理解できない場合でも安心です。
利用料は無料のため、塾にかよう余裕のない家庭にもおすすめです。

協愛奨学基金

協愛奨学基金は、平成7年から続いている仕組みであり、多くの家庭が利用しているものです。
看護に取り組む人材を育成する目的でおこなわれています。
利用できるのは看護学校に通学している生徒で、奨学金の借り入れができます。
そのため、学費の支払いが苦しい場合に便利です。
また、ふるさと納税の対象となります。
将来的に看護に関する仕事に就きたいものの、経済的な状況を抱えている場合でも安心できるでしょう。

まとめ

西宮市の子育て支援は、特別児童扶養手当や児童手当などの給付金制度と相談窓口があり、これらは子どもの年齢や家庭の状況に応じて利用可能です。
また、就学奨励金や西宮市生活困窮世帯の子どもの生活・学習支援事業などの助成も提供されています。
これらの支援は、子どもと保護者双方にとって安心できる要素ばかりで、安心して子育てに取り組める地域と言えるでしょう。