ラーメン店の開業には居抜きのテナントがおすすめ!ポイントも解説
飲食店のなかでも人気の高いラーメン店は、全国に3万店以上あるといわれています。
ところで、ラーメン店を開業するには特殊な設備の設置が必要になるなど、初期投資が高額になるのをご存じでしょうか。
この記事では、ラーメン店に居抜き物件が適している理由のほか開業資金や物件選びのポイントを解説するので、テナント物件を探している方はぜひお役立てください。
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
大阪市北区の賃貸物件一覧へ進む
ラーメン店を開業するときは居抜きのテナント物件がおすすめ
飲食店を開業するときには、所有している建物を利用したり建物を購入したりするほか、テナント物件を借りる方法があります。
ラーメン店の開業にあたってテナント物件を借りるケースでは、居抜きを探すと良いでしょう。
テナント物件の種類
テナント物件のうち、コンクリートの壁や床が剥き出しになっていて、柱などの骨組みだけの室内のものをスケルトン物件と呼びます。
スケルトン物件を借りるときは、壁や床の張り替えなど大規模な内装工事が必要になり費用や手間がかかりますが、自分がイメージした室内を作りやすくなります。
店内の装飾に強いこだわりを持つ経営者にとっては、希望どおりの店内を作れる点で、スケルトンが適しているでしょう。
ただし、テーブルや椅子、調理器具、食器、エアコンなど、ほとんどのものを新規に購入する必要があります。
一方、前の賃借者が使っていた壁や床のほか天井などの内装が営業していた頃の状態で、備品や設備なども残されたままの物件は居抜きと呼ばれています。
経営者のイメージにあわせて小規模修繕のほか使いたい備品や消耗品などを購入する必要がありますが、スケルトンに比べると大きく出費を抑えることができるため、お得です。
スケルトン物件は大規模な内装工事をおこなううえで準備期間が長くなるのに対し、居抜きでは工事期間を短縮して開業できる物件が多くを占めています。
居抜き物件の特徴
居抜き物件は飲食に対する許容が広く、前が飲食店だった物件の場合は、多くの飲食店で再利用できる可能性が高くなります。
内装工事を必要最低限に抑えられるとともに、テーブルや椅子のほか食器などさまざまな物品を利用できるでしょう。
したがって、居抜き物件は、スケルトン物件に比べて初期投資が半分以下で済むケースが少なくありません。
また、スケルトン物件においては、退去するときに備品や消耗品の処分のほか壁や床を元に戻すうえで工事が必要になります。
一方、居抜き物件は退去する際に、壁や床の原状回復を求められないことが一般的です。
ラーメン店に居抜き物件が適している理由
基本的に、前の利用方法が飲食店だった居抜き物件においては、新たな賃借者が飲食店として利用するのに対してアレルギーを持つケースは極めて稀です。
少しでも利用できる可能性を高めるうえで、飲食店だった居抜き物件がラーメン店に適しているでしょう。
ただし、ラーメン店は飲食店のなかでもにおいや煙などが多く出す重飲食に区分され、喫茶店などに比べると入居できる居抜き物件の数が狭まる点に注意が必要です。
また、重飲食を営業するには特殊な排気や排水が必要になりますが、前の店舗が重飲食のときは各種の設備を再利用できる可能性が高まります。
重飲食には、ラーメン店のほか焼肉屋、お好み焼き屋、焼き鳥屋、カレーショップなどが該当します。
スケルトン物件を選ぶと、大規模な改装とともに排気や排水設備にも高額の費用が必要になるほか、退去時には原状回復するうえで、においの対策にも苦労するでしょう。
居抜き物件のデメリット
元の営業形態が飲食店の居抜き物件を利用するときには、以前の店舗のイメージが経営に影響するかもしれません。
とくに、以前の営業形態がラーメン店だったときには、姉妹店や後継店と勘違いされる可能性があります。
以前の店の評判が悪いケースになると、来客を確保するのに苦労するでしょう。
内装や外装の工事を小規模にできる点が居抜き物件のメリットなのに対し、以前の店舗が受けていた悪いイメージを払拭しにくい点はデメリットになってしまいます。
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
大阪市北区の賃貸物件一覧へ進む
テナント物件でラーメン店をオープンするときに必要な開業資金
ラーメン店は他の飲食業に比べて低資金でできるといわれていますが、実際には想像以上の開業資金が必要になります。
スケルトン物件のケース
テナント物件を借りるときには物件取得費用がかかりませんが、前家賃のほかに敷金や保証金を支払うのが一般的です。
したがって、開業当初に家賃の14か月分ほどが必要になるケースが多く、1か月の賃借料が20万円の物件のときには280万円を用意しなければなりません。
スケルトン物件における内装・外装工事費は1坪あたり30〜50万円が相場であり、比較的小規模な15坪の店舗でも最低450万円ほどかかるでしょう。
また、厨房設備や調理器具の購入費として200万円程度を見込むとともに、人件費を抑えるうえで主流になっている券売機の整備費に100万円ほどが必要です。
ほかにもスタッフの募集を兼ねて、チラシの折り込みやポスターの貼付、タウン誌などでの広告などに50万円ほどの宣伝費用を予定しておくのが得策です。
これらを合わせた開業資金は1,000万円を軽く超えており、金融機関などからの資金調達が開業の鍵を握るでしょう。
なお、内装や外装のほか備品類にこだわった結果、2,000万円以上の開業資金が必要になったケースもあり、注意が必要です。
居抜き物件のケース
居抜き物件でも、開業当初に家賃の14か月分程度の初期費用がかかるでしょう。
ただし、先述したように内装・外装工事費のほか、厨房設備や調理器具の購入費は大幅に抑えられます。
以前の店舗がラーメン店のときには、ほとんどの厨房設備の購入が不用になり、工事費とあわせると500万円ほどの減額が可能になるかもしれません。
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
大阪市北区の賃貸物件一覧へ進む
ラーメン店を開業するときにテナント物件を選ぶポイント
ここでは、ラーメン店の開業にあたってテナント物件を探す際のポイントを解説していきます。
重飲食が入居可能な物件
基本的に、重飲食の飲食店でも入居できるテナント物件でなければなりません。
以前の店舗の業態が飲食店のときにはハードルが下がりますが、重飲食の店を嫌うオーナーがいるのは事実です。
したがって、入居のしやすさの点では元がラーメン店の物件が適しているでしょう。
規模
面積が大きい物件は家賃が高くなるとともに、空調や照明などの費用にも影響します。
店内が広くて多くの客が入れるようにしても、提供できる食数には限りがあります。
事業を計画するにあたって必要になる面積を想定し、適切な大きさの物件を選びましょう。
駐車場
集客には専用の駐車場が必要であり、駐車場の有無と台数を確認してください。
ただし、敷地の賃借料を抑えるうえで、広すぎないよう注意が必要です。
また、駐車場を確保できないときには、近くのコインパーキングなどを確保すると良いでしょう。
立地条件
ラーメンの単価や味覚によって客層が異なるとともに、他の店の状況も客数に影響します。
昼間だけの営業を予定しているときには、オフィス街や学生街、商店街は20時頃まで、深夜も営業するのなら繁華街や幹線道路沿いが適しているでしょう。
また、ラーメン店は競合になるケースが多く、激戦区においては多くの店の集約によって客の呼び込みを期待できます。
一方で、ターゲット層が重なるとライバル店との客の奪い合いになり、特徴のない不人気な店には客は見込めません。
店舗周辺の環境も下調べして、経営を予定しているラーメン店の内容に適している立地条件の物件を選びましょう。
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
大阪市北区の賃貸物件一覧へ進む
まとめ
ラーメン店を開業するときの費用は、内装と外装の工事費のほか、厨房設備や調理器具の購入費とともに人員確保も兼ねた宣伝費用などに1,000万円以上がかかります。
初期費用を抑えるうえで、以前の業態が飲食店だった居抜きのテナント物件が適しているでしょう。
また、ラーメン店を開業する際には、競合他店や集客力など、立地条件も事前に調査しておくことが大切です。
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
大阪市北区の賃貸物件一覧へ進む